当公社は、造林を進行する県の補完機関として昭和42年4月1日設立され、これまで46年間に約1万5千haの森林資源を造成し、適正に管理してまいりました。これらの事業により、森林の持つ公益的機能を維持・増進させるとともに、山村地域の雇用を創出し地域振興に大きく貢献してまいりました。
この間、木材価格の下落などにより、公社にとって厳しい経営環境となっておりますが、[改訂]第2次改善計画及び同後期分期計画に基づき経費削減や事業の効率化に努めながら、経営改善に取り組んでいるところであります。
このような中、平成20年12月1日に公益法人制度改革三法が施行され、当公社としては、平成25年度第46回通常総会において「公益社団法人への移行」が承認され、現在、関係機関との調整を重ねながら、平成26年4月1日付けでの移行登記に向け、その手続きを進めているところです。
また、移行後の名称を「公益社団法人ふくしま緑の森づくり公社」に変更する予定であります。
この名称には、
・「ふくしま」 : 親しみやすく、県民にとって身近な存在であり、公社が新しく生まれ変わる。
・「緑」 : 自然環境をイメージできる。
・「森づくり」 : 森を管理するだけではなく、将来に向かって県民と一緒に積極的に森づくりを進める。
という意味が込められています。
移行後は、県民共有の財産である森林を健全な姿で次世代に引き継いでいけるようこれまで以上に森林の適正管理等に努め、また、「公益法人」としての役割を果たせるよう一層努力してまいりますので、引き続き御支援・御協力をお願いいたします。